分析試料の分類

                                                     平成12年4月25日

  PIXE分析では、分析したい物(試料)の状態によって取り扱いが変わります。
この分析法では高エネルギーイオンビームを照射しますが、ビームが試料を通り抜ける厚さ(10ミクロン以下)かにして定量分析します。
ビームが通り抜けできない厚さの試料や固体そのままの試料では特性X線が自己吸収で測定できない場合がありますので
厚い試料や固体そのままの試料は薄い試料に加工して定量分析します。

この表は標準分析可能な試料です。(標準分析料金表を参考に)
薄い試料は主に、真空中PIXE分析にて行い、内部標準元素を計量添加し、バッキングフイルム上で10μ以下にします。多元素同時定量分析(ナトリウム〜ウラン)です。試料によっては検出限界が変わりますが検出感度が、数ppmオーダーで可能です。ご相談下さい




●滴下、乾燥出来る試料(厚さ10μ以下)。  飲料水、海・河川・環境水、工場廃水、揮発性の油

●希釈乾燥出来る試料。  絵具、接着剤、洗剤、インク、ペースト状の物、
●微粉末(粒径3μm以下にしてください) セラミックス微粉末、金属微粉末、土壌、その他微粉末状のもの、
●生体試料及び糖分や有機質を含むもの(硝酸灰化し乾燥する)
  生体すべての組織・血液、植物、微生物、食品、酵素、ジュース、スープ、ソース、 酒類、インスタントコーヒー、
厚い試料や固体試料の加工は別途ご相談の上、御見積致します。
● 厚い試料(3μ以上の粉末、バッキングフイルム上の試料の厚さが10μ以上になる物)や固体の試料は薄い試料にして定量分析する必要があります。濃硝酸(硝酸は分析で検出されません)で溶かしたり、粉砕して微粉末(3μ以下)に加工いたします。(金属材料などで分析出来ない場合もあります)
極微量の試料は別途ご相談の上、御見積もり致します。
●極微量の試料の多元素同時定量分析には数mg必要、数μgの場合は多元素同時相対定量分析となります。
(バッキングフイルム上に試料が数μg有れば分析できます)
油脂類の試料は別途ご相談の上、御見積もり致します。
●油脂類の試料は大気中PIXE分析で行います。(平成12年8月営業開始予定)
 油脂、潤滑油、燃料油、食用油、ワックス

● 試料の送り方は、専用の試料容器か不純物の付いていない容器に入れて送って下さい。試料によりガラス瓶又はプラスチック容器となります。当社で取り扱っております。(洗剤などで洗うと洗剤成分が不純物として分析を邪魔することがあります)

PIXE分析とは  標準分析と高感度分析
メールまたは、FAX 0138-41-8739まで。    イオン加速器株式会社